昭和20年前後の貸本マンガ!ポケットマンガ「ミッキーマウス」・・・&トムとジェリー‼

01-ポケットマンガ_ミッキーマウス&トムとジェリー_昭和20年前後_DSC03362

今回の記事は、猫関係の本として超レア本を紹介するニャ。

『トムとジェリー』に登場する猫キャラの「トム」とネズミのキャラの「ミッキーマウス」とがコラボで登場する昭和20年前後の貸本マンガを見せるニャ。

貸本漫画のタイトルは、「ミッキーマウス ポケットマンガ」にゃ!印刷は「加藤紙業社」の印刷。
表紙には猫様の「トム」もデカデカと書かれているのに、何故、タイトルに「トム」の印字が無いのニャ??

ネズミは猫より身分が低いのに……
まさか、ネズミ野郎「ミッキー」が主役だと??
猫として許せないニャッ‼

 

トムに昨今惹かれる理由

ちなみに「トムとジェリー」は、昔から好きですが、特に寅之介を飼ってから好きになりました。

今までは女子猫なので、トムと飼い猫との共通点が無かったです。
女子猫キティちゃんに近いからです。
男子猫の寅之介を飼い、初めて、トムと自分の飼い猫(寅之介)との共通点が出来ました。

02-オス猫とメス猫の体型比較

男子猫寅之介トムはよく似てます。
身体の柄は似てないですが、体型のバランスや顔の目と鼻の配置や雰囲気は似てます。

トムの身体付きは長めです。身体付き長くガッシリもしてます。
これは寅も身体が長く、部分的にはガッシリしてます。

一方女子猫はキティちゃんに近い体型バランスです。

男子猫と女子猫を頭身比較してみるとよく分かります。

03-寅とユキポンの頭身比較

トムや寅之介の顔は、猫に多い赤ちゃんバランスではなく目と鼻と口の間が長いです。
マリモ&ユキポンは、キティちゃんとバランスが近いです。

04-目鼻口の配置バランス

飼い主

寅の体型や顔のバランスはトムとジェリーのトムとほぼ同じ。
寅を飼ってから、元々、馴染みある『トムとジェリー』の事はもっと好きになりました。

 

猫本「ミッキーマウス」でも猫本!

「ミッキーマウス ポケットマンガ(加藤紙業社)」は、ネズミが出るけど猫本です。

猫のトムもミッキーも同等の量登場するので、猫本と言っても嘘ではないほどです。

尚、ミッキーマウスはディズニー社。
トムとジェリーMGMスタジオ。(現在ワーナーブラザーズに権利が移動)

ミッキーとトムは違う会社のキャラなので、コラボは珍しい希少な気がします。

表紙周り含め、僅か16頁しかありません。おまけに手の平サイズで小さくハガキ(10×14.8cm)よりも小さいのです。
9cm×13cmの大きさです。

05-漫画見開きページ_DSC03357

トムとジェリーのトムはネズミのジェリーを追いかけ回すけど、このポケットマンガではネズミのミッキーマウスをジェリーの代わりに狙うのです。
ジェリーの役目をミッキーマウスがやる珍しい冊子です。

 

入手の苦労…(;´Д`A ```

ポケットマンガ「ミッキーマウス」&トムとジェリーは、
ヤフオク!で、去年(2023年)、入手しました。

わずか16頁の手のひらサイズの冊子にしては「4120円」は、とても高いです。

しかしアンティークとしての付加価値ですね。昭和20年前後というと、今から80年も前です。

ミッキーマウスとトムとジェリーのコラボは珍しいです。私も頑張って何とか入手しました。

06-ヤフオク_スクリーンショット_2023-09-25_092249

ヤフオクでは3人で競いました。当初は1000円程度から4120円になりました。紫色の入札者は4100円迄で諦めたようです。07-入札者_スクリーンショット_2023-09-25_094110

ヤフオクで、どんどん値段がつりあがっていきました。↓↓↓この入札履歴を見れば、なかなか接戦だったのが分かります。

トムとジェリーとミッキーマウスのコラボは珍しいので、目をつける競争相手がいるのも仕方ないです。

08-入札履歴-スクリーンショット_2023-09-25_092421

 

もう2度とみない珍しいミッキーマウス&トムとジェリーのコラボと思うと、私も張り切りました。

 

ポケットマンガ「ミッキーマウス」&トムとジェリー【昭和20年前後】 漫画!16頁

今回は抜粋でなく内容を全部、お見せします。80年近く経って、著作権は切れてると想定できます。
全掲載します。初期の頃のミッキーやトムとジェリーの著作保護期間過ぎているそうです。

【約80年前だと分かる理由】
全部、カタカナ表記である事から考えて、昭和15年以降~昭和22年迄の本だと推定できます。
戦前の日本では「こんにちは」→「コンニチハ」などカタカナ表記でした。戦後の昭和23年からは今と同じで、「こんにちは」と、ひらがな表記です。
そこで、昭和22年迄に出たと考えられるのです。

又、トムとジェリーの誕生が1940年(昭和15年)なのです。
だから、この冊子は、昭和15年以降~昭和22年迄の本だと推定できるのです。

普段、平仮名で読むところがカタカナ表記だと見辛いですが、仕方ないですね。
アンティークとしては、カタカナ表記も面白い部分ですね。

09-トムとジェリー&ミッキーマウス-01_昭和20年前後_DSC03341_0000

 

2コマ目「ミッキー。オモチャの部屋にとても素晴らしい汽車があるわ」10-トムとジェリー&ミッキーマウス-02_昭和20年前後_DSC03342_0000

 

4コマ目「OK!」「うんとネジをかけておいて頂戴」11-トムとジェリー&ミッキーマウス-03_昭和20年前後_DSC03343_0000

 

5コマ目「とても素晴らしくよく走るよ」「あ!愉快だわ…」
6コマ目「あ~ ミッキーが飛ばされれた!!」12-トムとジェリー&ミッキーマウス-04_昭和20年前後_DSC03344_0000

 

8コマ目「ミッキー。何処へ入り込んだち思う?」「何だか知らないけど、早く助けて!!」13-トムとジェリー&ミッキーマウス-05_昭和20年前後_DSC03345_0000

 

9コマ目「ミッキー今度は気をつけてね……」「本当に今日は素晴らしい事だらけだわ」
10コマ目「ミッキーの奴…今に目を回すだろうて……」14-トムとジェリー&ミッキーマウス-06_昭和20年前後_DSC03346_0000

 

11コマ目「脱線さしてやろうー!!」
12コマ目「ヒャー もう駄目だ。助けてくれ」15-トムとジェリー&ミッキーマウス-07_昭和20年前後_DSC03347_0000

 

14コマ目「どうだミッキー~! 目を回すのには、未だ早いぞ……」16-トムとジェリー&ミッキーマウス-08_昭和20年前後_DSC03348_0000

 

15コマ目「もうこれからは大人しくしますから……」
16コマ目「エイ!!」17-トムとジェリー&ミッキーマウス-09_昭和20年前後_DSC03349_0000

 

17コマ目「はてな?」
18コマ目「大砲の中でも何処でも構わないわ」「この中へ逃げこむとは、まさか知るまいて……」18-トムとジェリー&ミッキーマウス-10_昭和20年前後_DSC03350_0000

 

19コマ目「ははぁん。あんなとこへ隠れたな」
20コマ目「ドカンと一発 木っ端微塵だ……」19-トムとジェリー&ミッキーマウス-11_昭和20年前後_DSC03351_0000

 

22コマ目「はてな? 何処へ逃げおったか……」20-トムとジェリー&ミッキーマウス-12_昭和20年前後_DSC03352_0000

 

23コマ目「はい。こんにちは」
24コマ目「衣装箱からとはまるで手品だわ……」「この次は何をお目にかけましょうか……」21-トムとジェリー&ミッキーマウス-13_昭和20年前後_DSC03353_0000

 

25コマ目「早く、早く!お客様はお待ちかねだ…」22-トムとジェリー&ミッキーマウス-14_昭和20年前後_DSC03354_0000

 

28コマ目「無事に我が家へ帰れて良かったね……」23-トムとジェリー&ミッキーマウス-15_昭和20年前後_DSC03355_0000

 

この絵の中にアルファベッドの文字が隠されてあります。探してごらんなさい。24-トムとジェリー&ミッキーマウス-16_昭和20年前後_DSC03356_0000


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コメント一覧
  1. とても貴重なマンガ本ですね。ヤフオクで落札したんですね。とても良いものを落札されたと思います。

    ミッキーやミニー、トムの喋る言葉遣いからも、昭和20年前後くらいの感じがします。「何処へ逃げおったか」とか「まさか知るまいて」とか、古い言い方ですものねー。

    マンガ全部載せてくださって、私も楽しませてもらいました!

    • Nick Ollie様:
      レアで貴重な昔のマンガ本です。手のひらサイズです。
      ヤフオクで落札しました。
      他にも入札者がいて結構、値段がはねあがってしまいました。
      16ぺージの冊子にしては高額です。
      でも、良いモノを落札したと仰って頂き、報われます。
      .
      表記がカタカナであるだけでなく……Nick Ollieさんの仰る通り、古い要素は、ミッキーやミニー、トムの喋る言葉遣いにも漂いますね。
      「何処へ逃げおったか」とか「まさか知るまいて」とかは確かに古い言い方ですね。
      昭和20年前後の言葉という感じです。
      .
      マンガ読んで楽しんで頂けて良かったです…('ω')
      普通は全掲載したらいけないけど、これは80年近く経過し、著作権の保護期間を過ぎていると思います。

  2. 昭和20年前後の貸本マンガとはすごい物を手に入れましたね(*^^*)
    しかも、トムとジェリーとミッキーマウスのコラボなんて、今じゃ考えられないですよね。
    昭和23年から、ひらがな表記になったとは知りませんでした。
    それ以前はカタカナだったんですね。
    そう言えば昔のマンガでカタカナ表記なのを見たことがあります。のらくろだったかな。
    戦時中の手紙のイメージも、そう言えばカタカナです。
    これは、4120円の価値がありますね。
    今後、時が経てばもっと値打ちが上がるのではないでしょうか(^○^)

    • 土偶のどっ子様:
      昭和20年前後…西暦だと1945年前後です。今から80年ほど前の貸本マンガです。
      なかなか凄い物を手に入れましたよね…( *´艸`)
      トムとジェリーとミッキーマウスのコラボは、現在はありえない感じです。
      違う会社だしお互いライバル同士です。
      ミッキーはキティちゃんのように誰とでもコラボするキャラではありませんよね。
      .
      最初は戦後スグ、ひらがな表記になったと思ってましたが、そんなに即座に変わったわけでなく、昭和23年からひらがな表記になったと分かりました。
      この貸本マンガ「ミッキーマウス」の年代を知る為に…いつまでカタカナだったか調べたら昭和22年、23年の途中までなようです。
      昭和23年以前は、カタカナ表記なようですね。表記で、年代が分かりますね。
      .
      どっ子さんも昔のマンガでカタカナ表記の物を見かけた事があるんですね。
      「のらくろ」は戦前からあるから、たぶん「のらくろ」ですね。
      戦時中のお手紙も、そう言えばカタカナのイメージですね。
      朝ドラとかの場面でしょうか…。
      .
      4120円の価値はありますね。トムとジェリーとミッキーのコラボだけでもレアなのに昭和20年前後です…!(^^)!
      仰る通り、時が経てばもっと値打ちは上がっていきますね…( *´艸`)
      100年過ぎ…もっとレアな骨董になります‼

  3. 私もトムとジェリー大好きです。子供の頃は何度も何度も観ました。
    よくこんなものをヤフオクで見つけられましたね。そして出品した人も、よく80年も昔の貸本をまだ持っていたものです。
    トムとジェリーとミッキーマウスのコラボなんて貴重ですよね。
    中身も見せてくださってありがとうございます。絵がかわいいです。物語はトムとジェリー!って感じですね(^o^)

    • 杏子さま:
      こんにちは!(^^)!
      杏子さんもトムとジェリー好きなんですね♬やはり子供の頃に何度も観たんですね。
      私も子供の頃、さんざん観てました。トムとジェリーを観て外国の料理とかパーティーに憧れました。
      私の中で最初の外国文化です。
      .
      これがヤフオクにあったのがビックリです。レアですね♬
      トムとジェリーの昭和レトロなグッズで、最初はアルミの弁当箱とか探しているうちに、昭和がらみのトムとジェリーとして、出て来た候補がこの貸本マンガです。
      出品した人も80年も昔の貸本を未だお持ちなのがスゴイです。今回、年月の割に状態のいい本でした。
      .
      トムとジェリーとミッキーマウスのコラボは貴重ですよね。今は違う会社の作品だしコラボは無理でしょうね。
      (日本のキティちゃんは、交渉して色々、コラボしますけど…)
      .
      80年近く経って著作権の保護期間は過ぎてますから、今回は、中身もばっちり見せれます…!(^^)!
      80年前の絵だけど可愛いですね♬
      仰る通り、物語はトムとジェリーという感じです。
      トムがジェリーのかわりにミッキー達にチョッカイかけていますね。

  4. ミッキーマウス&トムとジェリーのコラボだなんて、貴重ですね!
    発行所の住所大阪市東区十二軒町..その後が2番地までしかないところに歴史を感じますが
    「十二軒町」ときいて、あ!っと思ったのですが、その住所に近いところで、昔働いていたことがありました。

    • AKAZUKIN 様:
      こんにちは(^^♪
      ミッキーマウス&トムとジェリーのコラボ本は珍しいし、貴重ですよね。
      .
      確かに発行所の住所の大阪市東区十二軒町・・・その後が2番地までしかないシンプルな表記には、昔っぽさを感じますね…。
      昔ほど、住所はシンプルな傾向ですよね。私が気がつかなかった事に気づいていますね。
      .
      発行所の住所が何と!昔、AKAZUKINさんが働いていたところに近いんですね。
      「十二軒町」のあたり周辺を御存じなんですね。
      AKAZUKIN さんがその付近で働いていた頃と、80年前は、だいぶ違うでしょうね。

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