コーヒー現像に初挑戦ニャ♪

B!

フィルムカメラは現像しにゃいと……

寅之介

今回は、専門的で、分かりにくい記事になりますニャ。
すみませんにゃ。スルーされても、しょうがない内容ですにゃ。
猫と関係ない内容だニャン。
飼い主は時代錯誤ですニャ。フィルムカメラって何??(飼い主と同室の寅之介)

私、ウラジーミル・アスポンと同室の寅之介が嗅いでるのは、フィルムカメラであり、デジカメではありません。
カメラの機種名「にゃーにゃーHOLGA」です。
右は、フジカラーの記録用カラーフィルムです。

フィルムカメラという今のデジカメとは違う昔の方式のカメラです。

今はデジタルなので撮った物を液晶で即、確認できます。

しかしアナログのフィルムを用いるカメラは、①フィルムに写真を記録し、②現像して、③さらにプリントしないと写した内容を確認できません。お金かかりまくりです。

現在は、③プリントでなくデータで貰う形式もあります。

現像はコスト的に手を出しにくい趣味

②の現像は、昔でもほとんどの人が写真屋に頼んでます。

写真現像は自力でやるにはハードルが高い趣味なんです。

暗室と言って光の入らない遮光の部屋が必要。
光をフィルムに当てると感光して白くなってしまうからです。

現像液や定着液、現像タンクやその他の道具。

はっきり言って初期投資がかかります。

 

コーヒー現像!?

ところが本格的な道具や液剤無しで現像する方法があるんです。

それはコーヒー現像

飲む珈琲を中心にそのへんに何処にでもある物で、現像が可能なんです。

インスタント・コーヒーが現像液になるとはビックリ‼

コーヒー現像という費用があまりかからなくてすむ方法があると知り、さっそくやってみる事に‼

コーヒー現像の参考サイト

https://kanasys.com/essay/677
激安業務用フィルム(カラー)を自作ダークレスでコーヒー現像した結果w
【節約ラボラトリ】

カラーフィルムを白黒現像

コーヒー現像は白黒現像しか出来ないので、本来は白黒フィルムを用いるものです。

今回は、たまたま家にあったカラーフィルムを白黒で現像する事にしました。
参考にしたサイトの著者たかやま ひろゆき様は、カラーフィルムを無理矢理、白黒で現像しても問題無かったそうです。

尚、自家現像の場合、ほぼ白黒となります。カラーは薬剤の危険度も高くハードルが高いです。それにコーヒー現像のような安全な現像はありません。

ダークレス現像 暗室不要!

今回は暗室という真っ暗な部屋無し(ダークレス)で現像をやります。

 

普通のフィルム現像では、フィルムが入ってた4~5センチほどの缶「パトローネ」から、暗室でフィルムをひき出して、現像液等に漬ける方法が普通です。

現像は、遮光の真っ暗な部屋で現像作業を行うのが普通。

 

しかし、今回、光が差さない真っ暗な部屋ではなく、明るい部屋で作業します。

光が漏れない暗室なんて用意できませんし…。

「ダークレス現像」という方式でやります。【ダークレス=暗室無し】

フィルムを「パトローネ」から引き出さず、ミニ缶の「パトローネ」ごと現像液につけて現像する方式です。

フィルムの入ってたミニ缶である「パトローネ」そのものが暗室の代わりです。
たった4cm程度の小さい暗室‼

この方法なら真っ暗な遮光の暗室を必要としません。

ミニ缶の「パトローネ」からフィルムを引き出さない限り、フィルムは完全遮光が保たれます。

 

以前、富士フィルムから「ダークレス黒白現像器キット」が売られていました。現像液と定着液もセットも商品。

残念ながら終売しました。

 

その「ダークレス黒白現像器キット」の薬剤は無くても、こちら「ダークレス現像器」が残ってるので、それを今回活用します。

この小さな容器に現像液を入れ、フィルム入りの4センチ程度の缶「パトローネ」ごと入れて、ハンドルを回して現像です。

飼い主

この「ダークレス現像器」を自作する人もいるそうです。

フィルムのプラ製の空きケースに箸でハンドルつけて…。

 

コーヒー現像開始

重曹以外は、全部、100均のダイソーで用意しました。

材料

インスタント・コーヒー小さじ1

ビタミンC小さじ半分

重曹小さじ1(炒るので、目減りするので大匙1はあってもいいかも)

カルキ抜き小さじ1 水道からカルキ(塩素)を抜くペットの魚用の商品

材料の下準備

ビタミンCとかカルキ抜きは、すり鉢で粉末状に…。↓寅之介がビタミンCのニオイを嗅いでます。

こうしてトイガー猫のキュートな寅之介がうろちょろしている中で作業しています。

 

飼い主

市販の現像液なら有害な成分が多く危ないので、現像作業する場合、
寅之介は、ケージ(檻)に閉じ込めなきゃいけません。

コーヒー現像は、ほとんど飲食可能な物なので、こぼれたりしても、自分の手にかかっても危なくありません。

すごい気楽に現像作業ができます。手に液体がかかりまくりです。

でもコーヒーやビタミンCや重曹なんて、かかってもどうって事ないですね~(^_-)-☆

 

きれいにビタミンCの錠剤を粉末状にしました。右側にビタミンC粉末に興味深々の寅もいます…('ω')

 

重曹は炒って炭酸水素ナトリウムに変化させてから使います。
使う量より多めに炒って、実際に使うのは小さじ1程度。

 

現像

「ダークレス現像器」にコーヒー小1 炒った重曹小1 ビタミンC小匙半分を入れ40℃のお湯を容器ギリギリまで、注ぎます。

温度30℃になったら、現像開始。フィルムを「ダークレス現像器」の蓋にセット。

約10分間以上、12分ぐらい、ハンドルを回し続けて、現像液をフィルムに浸透させます。

時計回りに何回か回した後、反時計回りにも軽く回すのを何回か繰り返すのです。

12分以上経過したら、現像液をティシュに吸わせて捨てます。

後は、珈琲の色が出なくなるまでフィルムを洗わないといけないです。

「ダークレス現像器」に水を入れてハンドルを回して、ほぼコーヒー色が出なくなったら洗浄はおしまい。

しかし、実際には洗ってもコーヒーは中々、完璧に抜けないので、程よいところで諦めました。

 

定着液を浸透

現像が終わったら、定着液を浸透させないといけないです。

定着液は、カルキ抜き小匙1をすり鉢で潰した物を「ダークレス現像器」にいれて、冷水を「ダークレス現像器」ギリギリまで注ぎます。

ハンドルを10分以上、時計回り、反時計回り、交互に回し続けて、定着液を浸透させます。現像は完成…(^_-)-☆

 

最終工程 

定着液まで浸透させたら、現像が完成。暗室代わりの真っ暗なミニ缶「パトローネ」からフィルムを取り出せます。

現像済みフィルムなら、もう明るいところにフィルムを晒しても大丈夫。

フィルム取り出し

フィルムの入ってるミニ缶の「パトローネ」をパトローネオープナーで開けます。
パトローネオープナーは、富士フィルムの「ダークレス黒白現像器キット」に付属してました。
無くても、適当な工具で開けた人もいるようです。

フィルム……現像うまくいってるかどうか……。

 

洗浄

薬剤がいっぱいついてるので洗い流します。今回、劇薬ではないので、長々と洗う必要は無いです。

市販の現像液や定着液の時は、流水で20分ぐらい晒す必要があるけど、こちらは、あっさりでいいと思います。

 

フィルムを干す

 

風呂場には乾燥機能もあるので、風呂場に干しました。

現像作業は、乾燥したら、全て完了。

現像済みフィルム 

現像しただけでは、ネガ・フィルムの状態だと何が写っているかよく分からないです。

一応、像が浮かびあがっているので現像は成功したようです。

飼い主

写真の内容が見たい場合、ネガを写真屋さんにプリントしてもらうか、フィルム専用スキャナーでスキャンしてデータ化が必要です。
今回の記事は、現像のやり方についての記事なので、その後のデータ化や仕上がりのプリントがどうなったかは、別な記事で……('ω')

 

コーヒー現像の余りは……

余ったビタミンCはヨーグルトに入れて食べました。すり鉢ですって粉にしているので、スッと溶けます。
レモン・ヨーグルトみたいな味で、美味しく頂けました。

現像に使用したインスタント・コーヒー☕も美味しく飲みました(^^♪

珈琲☕で出来るなんて不思議でしょうがないです。


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